2015年5月22日金曜日

MHの構成(その1)

MHの基本機能は、燃焼+蓄熱と言えるでしょう。
高温で燃焼させ、すすも少ないらしいので薪ストよりメンテは
楽かも知れません。

蓄熱に関しては、排気の通り道(煙道)の配置や延長で性能も
決まる。 さらには、薪の量でも発熱量が変わってきます。

欧州発祥のMHなので、対象面積(部屋の大きさ)も日本家屋より
大きく、最低でも100m2くらいとなります。 大きいものだと
300m2くらいが対象となります。 

部材の構成としては、炉心部(コア)と外装に大別されます。

コア構成は、耐熱レンガでカスタム的に積む方法と耐熱コンクリート
ブロック製(メーカー製)の2種類があります。  [レンガ積みコア]
                                            [既成品コア]
   日本で、レンガ積みコアを設計してくれそうな業者さんはネットでは
 見つける事ができませんでした。
 
 既成品コアは、海外にいくつか業者を見つける事ができました。
 日本にあるMH業者さんは、薪ストーブ施工を兼ねている処が多いようで
 MHと煙突をセットで施工してくれるようです。 たぶん、既成品コア
 を輸入して外装をカスタムで施工するのでしょう。

 コアをレンガで積む場合、煙道もレンガで計画する必要があると思われます。
 その結果、必然的に煙道の大きさがレンガ規格に左右され、結果として
 大きなMH(暖房対象面積が大きい)となると思われます。
 日本家屋では100~150m2くらい(30坪〜40坪)が多いだろうから
 レンガ積みコアにする必要はあまりないと感じます。

 施工工期の面でも、既成品コアの方が有利です。 既成品の組立は
 ブロックを耐熱モルタルで組み上げるので短期間(数時間)で可能だ
 そうです。 メーカーHPでは小さなコアで2時間。 大きなものでも
 6〜8時間くらい。(つまり1日でコア施工は可能)
 既成品コアは煙道も内蔵なので、よりコンパクトであり、暖房面積も
 100m2〜なので、日本家屋向けと言えるかもしれません。

 私の構想案でも、既成品コアを採用する事とします。
上図のように、パレットで輸送されるのでしょうね、きっと。

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